参院選の比例代表(改選数50)で与野党は知名度の高い候補を擁立したが、当選者はわずかにとどまった。特に立憲民主党は脆弱(ぜいじゃく)な組織力をカバーするため積極的に擁立したが、当てが外れたようだ。
立民が自信を持って擁立したアイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香氏は、4児の母として「日本は子育て世帯に温かい社会になっているのか」と子育て支援の充実を訴えたが、当選ラインには届かなかった。立民は「筆談ホステス」として知られる斉藤里恵氏、アカペラグループ「RAG FAIR」元メンバーの奥村政佳氏、格闘家の須藤元気氏らも擁立したが、当選した著名人は須藤氏だけだった。
選挙区でも大阪で弁護士の亀石倫子氏、静岡で徳川宗家19代目の徳川家広氏を担いだが、両氏とも落選した。
自民党も元F1レーサーの山本左近氏を、れいわ新選組も元拉致被害者家族連絡会副代表の蓮池透氏を擁立したが、いずれも当選には至らなかった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース